【みんなもおいで】ガラスペン&インク沼の世界
カルチャー2022-03-31
みなさんこんにちは!デザイナーのちかです。
みなさんは最近「字」を自分の手で書いてますか?
近年はやはりスマホの普及により、自分の筆記用具で文字や絵を描く機会は、ぐっと減ってきていると思います。
そんな中でも、密かにブームが続いている筆記用具があります。それが「ガラスペン」です。
みなさんはガラスペンに対して、どのような印象をお持ちでしょうか?
・高価そう
・書くのが難しそう
など、どこかハードル高く感じているのではないでしょうか?
私自身、昔から筆記用具や文房具が好きで、万年筆も所持しているのですが、ずっとガラスペンという物にも憧れていました。
文房具店などで飾られているキラキラとしてガラスペン、憧れますよね…!
そして近年、ガラスペンブームが起きたことで様々なガラスペンが発売されています。
その中でもリーズナブルなガラスペンも売り出されており、私もついにガラスペンを購入して、すっかりその魅力に取りつかれてしまいました。
今回はそんな文房具好きの私が、みなさんにガラスペンの魅力をお伝え出来ればと思います!
ガラスペンとは
そもそもガラスペンとはどういうものか。
その名前の通りガラスで作られた筆記用具で、そのなかでもガラスペンは、インクにペン先を浸して使ういわゆる「つけペン」というものに分類されます。
ガラスペンの美しさにも由来するペン先の曲線型の溝は、ただ見た目だけのものではなく、この溝で「毛細管現象」が起こることでインクが入り込み、逆流しないような仕組みとなっており、ビジュアルと機能性を両立させる日本発祥の素晴らしい筆記具と言えるでしょう。
ガラスペンと万年筆の違い
また、良くガラスペンと比較される万年筆との違いについて。
先でご紹介した通りガラスペンは使用のたびにペン先にインクを付ける「つけペン」であることに対して、万年筆はペン内にインクのカートリッジが内蔵されており、そのインクがある限りずっと書き続けることが出来ます。
また、やはりガラスペンはガラス製であることから耐久性は万年筆に比べて劣っており、持ち運びには適していません。
ですので、外出先での筆記用具というよりは自宅でゆっくり物を書きたい時に適している筆記具と言えるでしょう。
ガラスペンとインク沼の相性
さてそんなガラスペンですが、何度も説明している通りガラスペンは使用のたびにインクを付ける必要があります。
一件面倒くさそうですが、一度のインク付けでハガキ1枚分ほど書けるため、よっぽど大量の文字を書く場合以外は、意外と面倒と言えるものでもありません。
そしてもう一点それに関連して利点と言えるのが、「色々なインクを試す事ができる」点です。
万年筆は内臓カードリッジ内のインクが尽きない限り、別のインクを使用することが出来ないのに対して、好きな時にインクを容易に変えることがでいるのは、ガラスペンの魅力の一つであり、同時に沢山のインクを試したい「インク沼」の方ととても解消の良い筆記具と言えます。
かく言う私も最初は「たくさんのインクを試したい!」という希望を叶えるためのものとして、ガラスペンにたどり着きました。
しかし調べれば調べるほどに、ガラスペンの美しさにハマっていってしまったのです。
ガラスペンはハンドメイド作品も豊富
ガラスペンは大手筆記具メーカーなどから発売されるものもありますが、それ以外にもガラス工房など個人での販売も多く、ハンドメイドイベントなどでも多く出品されています。
それだけ様々な種類のガラスペンが存在しているため、自分の好みにぴったり合うペンも探しやすいでしょう。
しかし、私個人としては本当の最初の一本目のペンは、大手メーカーの評判もしっかりわかるものを選ぶのをお勧めします!
個人的オススメガラスペン
・ハリオサイエンス 毎日使いたいガラスペン
https://hariosci.thebase.in/items/26335785
耐熱ガラスメーカーとして有名なHARIO株式会社から出ているこのガラスペンは、とてもシンプルでありながらも曲線の美しさがあり、持ち手の長さなども使いやすくとても気に入っています。
ガラスペンのほかにもインクのポットもとてもかわいいので、是非ご覧ください!
・エルバン ガラスペン つむぎ
https://www.shop.quovadis.co.jp/SHOP/hb214.html
エルバンはパリのシーリングワックスとインクの老舗で、もちろんガラスペンも扱われています。
その中でもこの「つむぎ」は、スタンダートな形でありながらもカラーバリエーションも豊富で、なによりリーズナブルな値段であるため、ガラスペンの1本目としてもとてもおすすめです!
個人的オススメインク
・パイロット 色彩雫
インクとしては日本で一番有名なのではないでしょうか?
カラーバリエーションも豊富であり、色名もそれぞれ日本独特の言葉選びで美しいです。
ミニボトルセットもあるため、まずはどんなものか試したい、といった方にも安心してお勧めできます。
・Ferris Wheel Press
こちらもカラーバリエーションが豊富で、濃さやラメの有無などのパターンも沢山あります。
そして色が魅力的であることはもちろんとして、インクの瓶が香水の瓶のようで、瓶を机の上に並べているだけでもインテリアになるほどです。少し値ははりますが、とっておきの一色を見つけて購入してみてはいかがでしょうか?
・エルバン ガラスペン つむぎ&ミニインクセット
先にご紹介したエルバンのガラスペンには、インクとのセット販売もあります。
色にこだわりはないけれど、とにかく書いてみたい!という方はこういうインクとのセットを買うことをお勧めいたします。
まずは試してみて、そこから自分の好みのインクを探す旅に出てみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
物を「書く」という機会が減っているからこそ、こういうひと手間かかるものを使う事も楽しいのではないかと思います。
また手を出しにくそうなガラスペンが、意外と手軽で扱いやすいものであるという事を今回の記事で知っていただけたのであれば、一人のガラスペン好きとしては嬉しいです!

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