写真レタッチ、基本の『キ』

制作・技術

こんにちは!デザイナーのちかです。
皆さんは写真のレタッチって普段からされてますか?

・難しそうで避けている
・デザイナーさんに任せているのでよく分からない
・レタッチとかしなくて良いんじゃないか?

今回は、そんなちょっとレタッチに苦手意識がある、もしくは重要視していない方に向けて「レタッチとは何ぞや」「レタッチのキホン」をお伝えできればと思います。

そもそも「写真のレタッチ」とは?

「レタッチ」とは、簡単に言うと【写真に加工を加える】という事です。
このレタッチをすることで、写真をより良いものに加工します。
具体的な例としては、

・明度の変更
・彩度の変更
・写真内のノイズやゴミを消す

等です。
また写真の一部を、更に大きく編集する場合もあります。

・空を更に青くする
・暗い雲を消す
・電線を消す

等です。

「写真のレタッチ」は意外と重要

「そんな細かいところ、みんな見てないよ」と思われるかもしれませんが、意外と細かいところを調整することで、全体の雰囲気が変わる場合が多いです。

例えば以下の写真。
レタッチ前は空に電線がかかってしまっており、せっかくの広い空が台無しです。
電線の入っていない写真が用意できれば最善ですが、それが難しい場合は、レタッチで電線を削除します。

この作業をする・しないで写真の印象は大きく異なります。

 

実際のPhotoshopでのレタッチ方法

上記でご説明したように「存在するものを存在しないものとする」レタッチのほかにも、様々なレタッチがあります。
今回はPhotoshopでの簡単なレタッチ方法と共にご紹介させていただきます。

 

①明るさ・彩度調整

最も基本的なレタッチで、写真そのものの明るさや彩度を変更します。
写真を撮った時は意識していなくても、実際に写真として見た時に意外と全体的に写真が暗かったり、鮮やかさに欠けている写真になっている場合があります。

そういう時は写真全体の明るさ、鮮やかさを調整してみましょう。

レイヤー > 新規調整レイヤー > トーンカーブ

上記順番で選択後、トーンカーブの線を調整したい明るさになるように歪めます。
だいたいの場合、明るくしたい場合は上に緩く弧を描くように。
逆の場合は下に緩く弧を描くように線を調整すると良いでしょう。

 

②色味を変更

例えば、空の良い写真が撮れたので使用した良ければ、もう少しだけ空の青が濃かったらもっといいのにな…。
という場合、レタッチで空の色味を変更します。

レイヤーウィンドウの「塗りつぶしまたは朝礼レイヤーを新規作成」アイコンをクリックした後、「特定色域の選択」をクリック。

マスクアイコンをクリック後、「色域指定」をクリックしてください。

マウスカーソルがスポイトになっていることを確認した後、調整したい写真内の色域をクリック。その後、その調整したい領域がプレビューで「白く」表示されるように、許容量の数値を調整してください。
調整後、「OK」ボタンを押して完了してください。

レイヤーウィンドウの、上記アイコン部分をダブルクリック。

カラーを「中間色系」に、絶対値に変更したうえで色味を調整してください。

 

③写真内のごみの削除

写真内に細かいノイズの様なゴミがあることはありませんか?
カメラ内のイメージセンサー部分にゴミが付着してしまっている場合、この現象が起きることがあります。
その場合、レタッチの重要性の項目で説明した通り「存在するものを存在しないものとする」レタッチで、消す事が可能です。

上記の様ないらないものを削除する場合、「コピースタンプ」ツールを使用します。

「コピースタンプ」ツールを選択後、Altを押しながら、消したい箇所の近くをクリック。
このクリックした箇所を、コピーしたことになります。
そのうえで、消したい箇所をそのままクリックしてください。
さきほどコピーしたもので上書きするイメージです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
レタッチというこの「ひと手間」を加えるだけで、写真のクオリティは劇的にアップします。
「なんだか難しい」という方も、「明るさ・彩度調整」だけでもしてみるとかなり印象が異なります。

また、レタッチのソフトによっても出来る事など色々と異なるため、お使いのソフトでどういうことが出来るのか、調べてみるのも良いのではないでしょうか。

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プロフィール
ちか

おいしい紅茶とお菓子があれば頑張れる、Webデザイナーです。
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