Webサイトの運用で成果を求めるなら、論理的に進めることが必要で、Webサイトの現状、目標設定、改善策の実施、結果検証などを、具体的な数字に基づいて実施します。
自社サイトで成果を出すには、様々な数字を理解することが大事ですが、一度にすべてを把握するのは大変ですね。そこで今回は、最低限これだけは、という数字を説明します。Web運用で成果を出すために押さえておきましょう。
自社サイトの現状がわかる数字
まずは、自社サイトがどのような状況にあるのか把握するために、知っておきたい数字を紹介します。
- ページ数
サイトで成果を出すにはSEO(検索順位を上げること)が大事ということはご存知でしょう。SEOには、ある程度のページ数が必要で、ページ数が少ないと情報量が足りないと評価されて不利になります。しかし、単に多ければいいわけではなく、サイトの訪問者が求める情報を充実させるようにページを増やすことが大切です。 - 検索順位
検索順位を確認する簡単な方法は、検索されたいキーワードで実際に検索してみることです。検索順位は閲覧履歴などに影響されるので、例えばGoogleの場合、Google Chromeのシークレットモード(シークレットウィンドウ)で検索します。ショートカットキーで立ち上げることができ、Windowsは「Ctrl + Shift + n」、Macは「⌘ + Shift + n」です。 - 訪問者数
自社サイトの訪問者数は何人かも、知っておきたい数字です。アクセス解析ツールを使うと訪問者数を簡単に調べることができます。このツールについては次のブロックで説明します。
自社サイトの改善点が見える数字

Webサイトで成果を出すには、訪問者にサイトの目標にそった行動(問い合わせ、申し込み、資料請求など)をしてもらわなければなりません。そのためには訪問者の行動を知り、改善策を考えます。
Webサイトの改善に必要な訪問者の行動がわかる数字を紹介します。
- 閲覧数
ページが閲覧された回数はPV数(ページビュー数)と呼ばれます。PV数が少ないページは原因を分析し、改善を図ります。 - 直帰率
Webサイトを訪れた際、最初のページだけを見て離れた人の割合です。直帰率が高い原因として、知りたい情報がない、サイトが使いづらいなどが考えられ、コンテンツやサイトの構造などを改善する必要があります。 - 滞在時間
訪問した人がサイトに滞在した時間が長いほど、求めている情報があることがわかります。滞在時間が短い場合は、ページ内容やサイトの構造など原因を探り改善します。
<訪問者の行動データを知るには>
アクセス解析ツールを使うと、訪問者の行動データを知ることができます。一般的に利用されているのはGoogleアナリティクスですが、使われたことのない方は、設定方法や使い方をネットで検索して調べてみましょう。
Googleアナリティクスを基礎から学びたい方は、オンラインの学習サービス、Googleアナリティクスアカデミーを利用する方法があります。初級・中級・上級のコースがあり、無料で学べます。
Webサイトの成果を上げるために重要な指標

Web運用で必ず押さえておきたいのが、成果を測り、改善に活かすための重要な指標、コンバージョン率です。
コンバージョン(CV)とは、訪問者がサイトの目標にそった行動(商品購入、問い合わせ、資料請求など)を起こすことです。
コンバージョン率(CVR)は、訪問者のうち目標の行動に至った(コンバージョン)人の割合です。
次のような計算式になります。
コンバージョン率(%)=コンバージョン数÷訪問者数×100
例えば、訪問者500人のうち、20人が申し込みをした場合、コンバージョン率は「20÷500×100」で4%です。また、訪問者1000人のうち、20人が申し込みをした場合、コンバージョン率は2%です。
訪問者数は多いのに成果が出ていないときは、コンバージョン率が低くなります。この場合は、訪問者が行動しなかった原因を考え、改善策を行う必要があります。
Webサイトのデータを活用し、成果を出していくには

Webサイトの運用で成果を出すために知っておきたい数字を説明しましたが、いかがでしたか。なお、自社サイトの数字を知ることは、成果を出すための準備と言えます。
実際に成果を上げるには、その数字を活用して、様々な施策を行うことが不可欠。Webマーケティングの専門知識とスキルが必要になります。
社内にWebマーケティングができる体制を整えることも可能ですが、できるだけ早く、成果を出せるサイトにしたい方は、プロに任せることをおすすめします。
これから依頼先を選定される場合は、その選択肢のひとつとして、弊社プラソルの中小企業のためのサービス「超インハウスWeb運用」もぜひご検討ください。
超インハウスWeb運用は、Webで成果を出すことを第一目的として、Web解析・改善提案・制作・SEO・広告運用など、あらゆることを実行します。
チームで取り組み、Web解析・戦略立案を行うコンサルタント、Webデザイナー、エンジニアの3名が担当。Webマーケティング、Webデザイン、システム開発などに対応します。
基本的に毎月1回ミーティングを行い、アクセス解析やSEO対策レポート、進捗状況の詳細などを話し合うほか、お客様の意見や分析結果などによっては新しい施策を始めることもあり、柔軟・機動的に成果を出していきます。
月額定額制で、初期費用は不要。更新回数や対応時間の月ごとの上限はありません。最低契約期間は1カ月なので、何らかの事情でストップすることも可能です。