Webサイト(ホームページ)で成果を上げるには、Webマーケティングやアクセス解析が重要です。しかし、知れば知るほど複雑になり、大事なことを見落としていることもあります。一度、基本を再確認してみましょう。今回は、Webマーケティングとアクセス解析をシンプルに理解できるように基本を説明します。苦手意識をもつ方もぜひお読みください。
成果を出すための、Webマーケティングの施策と目標達成サイクル
Webマーケティングとは、Web上で成果を上げるための仕組みづくりのことです。Webでは数値による顧客分析ができるので、正しく行えば確実に成果につなげることができます。
成果を出すには、現状を把握して目標を設定し、施策を立てることが必要。今どの施策を行うべきか判断できるように、基本となる3つの施策を説明します。
Webマーケティングの施策
- 集客のための施策(多くのユーザーを集める)
<施策例>
SEO対策で検索上位へ
Web広告(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告など)
SNS運用(Facebook、Instagram、X、LINE、TikTok、You tubeなど) - 顧客化のための施策(目標の行動へ導く)
<施策例>
訪問から目標の行動までの最適な導線
注文や問い合わせなどの入力フォームの使いやすさ向上
良質なコンテンツ
チャットボット
Web広告 - リピーター獲得の施策(再来訪を促す)
<施策例>
メールマガジン送付
SNSでファンづくり
目標達成サイクル
目標達成のために使われるPCDAサイクルは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)を繰り返すビジネスの手法ですが、Webマーケティングでは次のようになります。
- Plan(施策を考える)
現状把握(顧客・競合分析)、ターゲット設定、目標設定(具体的数値)、目標達成の施策立案 - Do(実行する)
目標達成のための施策実行(サイト改善、ページ追加・更新、入力フォーム変更など) - Check(数値の分析)
分析・検証、目標未達なら原因を特定 - Action(改善策・検証)
改善策→実行→検証→改善策……目標達成まで繰り返す
Webマーケティングの大きな強みは、訪問者の行動が数値化できることです。これにより施策の結果をデータで分析できるので、目標未達なら原因を探り、改善策を立てて実行。その結果を検証し……と目標達成まで繰り返すことができ、確実に成果につなげていけます。
理解しておきたいアクセス解析の基本
Webサイトで成果を出すには、訪問者を分析するアクセス解析が重要な役割を果たします。多くの情報がとれるため難解に思えますが、見るべきポイントを絞るだけで理解しやすくなります。
一般的に利用されているアクセス解析ツール、Googleアナリティクスをもとに説明します。
Googleアナリティクスとは
Googleが提供しているアクセス解析ツール。有料版もありますが、無料版でも多くのデータが得られます。導入にはGoogleアナリティクスのアカウントを取得し、トラッキングコードを発行。それをWebページに埋め込みます。
Googleアナリティクスで見るべきポイント
- どんな訪問者(ユーザー)がどのくらい訪問しているか
セッション数(訪問数)、ユーザー数、ページが閲覧された回数(表示回数、ページビュー数)、すぐに帰った割合(直帰率)、平均滞在時間(平均セッション時間)、新規訪問数、デバイス、地域 など - どこから集客できているか
検索、直接入力、他サイトのリンク、Web広告、SNS など - どのように行動しているか
閲覧ページ、サイト内の移動経路、離脱ページ など - コンバージョン(成果)の確認
目標に対する達成状況(商品購入、資料請求、問い合わせ数など)
自社サイトの訪問者は、どこから来て、どんな人か、よく見られているページはどこか、ということをご存知でしょうか。アクセス解析で簡単にわかりますので、まずはそこから注目してみましょう。
アクセス解析関連の基本的な用語
アクセス解析でよく使われる用語を正しく理解しておきましょう。
- セッション数(訪問数)
Webサイトに訪問した回数。昼にサイトを閲覧し、夜に再び閲覧した場合、セッション数は2。 - ユーザー数
一定期間での訪問者(ユーザー)の数。期間内なら同じ人が何度訪れても「1人」とカウント。 - 表示回数(ページビュー数、PV数)
ページが表示された回数。同じ人がトップページと会社概要ページを見た場合は2。 - コンバージョン(CV)
目標としている成果、成約のこと。目標の内容には商品購入、資料請求、問い合わせなどがあり、訪問者が目標の行動をすることで、CV数を獲得します。
SEOに大事な流入キーワードを知るには
検索から自社サイトにたどり着いた場合、どんな言葉で検索したかという、流入キーワードを知ることはSEO対策に重要です。流入キーワードの確認にはGoogleサーチコンソールを導入し、Googleアナリティクスと連携させます。
社内にWeb専門部署をつくれないときは
「Webマーケティングやアクセス解析が重要とはわかっているが、社内で対応するのは難しい」という場合、業者への依頼を考えられるのではないでしょうか。Webマーケティングの関連業者は多く、提案を行うコンサルティング会社、指示したことを運用してくれる会社、独自開発したツールを提供する会社、コンサルティングから運用まで行う会社など、様々なタイプがあります。業者を選ぶ際には、どのようにサポートしてもらいたいかを決めておくことが大切です。
プラソルは、成果を出すことを第一目的にしたWebサイト活用サービス「to-ch(トーチ)」を提供しています。お客様の会社のWeb運用部門のように、専門家チームが制作からWebマーケティング、運用、保守まで対応します。お客様と毎月ミーティングを行い、着実に目標を達成していきます。
月額定額方式で、費用は内容やご希望に応じて設定します。初期費用は不要で、定額なので予算が立てやすく、仕様変更のたびに追加見積りが発生することはありません。
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