クリエイティブな空間が、アイディアをつくる

コラム

「目先の仕事が忙しく、未来を考えられない。」
「落ち着いて物事を考える余裕がない。」
そんな人には、環境を変えることをおすすめしたい。

「アイディアの量は、天井の高さに比例する*1」という研究がある。
開放的な空間の方が、自由にものごとを考えることができるらしい。
天井が高いほど、アイディアは出やすい。
クリエイティブな状態を、環境によってつくることができる。
(*1メンタリストDaiGo『自分を操る超集中力』かんき出版、2016)

特におすすめしたいのが、カフェや図書館などで、月に1回ゆっくり時間を過ごすこと。
実際に私が毎月よく訪れる場所がある。
大阪梅田にある蔦屋書店だ。

ふと本を手に取るだけで、自分が深層心理で、今何に興味を持っているかがわかる。
コーヒーを飲みながら、思いついたことをノートに書き、ゆったりとした時間を過ごせる。
様々な人たちの、新しい発想や考え方を知ることができる。

自宅や職場に引きこもると、とてもこんな状態にはならない。

アイディアというと、企画やプロジェクトのことだと思いがちだが、私の場合は「どう人生を生きるか」ということをよく考える。
現在の自分の立ち位置、これから何をしたいか、将来をどうするか。
多忙であればあるほど、そういう時間は貴重だ。
日常にのまれると、自分の生きたい人生を目指すことは難しい。

このとき気をつけているのは、ノートPCを持っていかないこと。
Web制作という仕事がら、PCがあるとつい仕事の連絡を見てしまう。
タイピングではなく、ノートに書いた方が発想はより柔軟になる。

また、可能であれば休日ではなく、平日に行くこともおすすめしたい。
平日は空いているので、よりゆっくりとした時間を過ごせる。
休日子どもの面倒を見ながらだと、とてもクリエイティブな時間はとれない。

忙しいなかでこの時間を取ることは難しいのだが、それだけに貴重な機会になる。
会社で今までにない取り組みをたくさんできるのは、間違いなくこの時間があるからだ。

よいアイディアが出ないのは、能力や努力が不足しているからではない。
アイディアがでるクリエイティブな空間にいないからだ。
「自分の人生を生きたい」と思ったら、自分だけのお気に入りの場所を見つけてみてはどうだろうか。

 

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プロフィール
五島 優

ディレクションや仕様設計をメインで担当しています。最近は小学校に通っているうちの子どもをどうやって笑わせられるか研究中。どうして子どもはこんなにう◯こネタが大好きなのか…

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