自社サイトに対する不満でよく聞かれるのが、「費用ばかりかかって成果が出ない。費用対効果が悪すぎる」というものです。Webサイトで費用対効果を期待するのは無理でしょうか。いいえ、そんなことはありません。
そこで今回は、費用対効果を実感できるWebサイトにする方法や、費用対効果の低いWebサイトを改善した事例を紹介します。
自社サイトで成果を出したい方、費用対効果の低いサイトにお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
費用対効果とは
一般的に費用対効果とは、得られた効果(利益など)から、かかった費用を差し引いて求められます。
計算式は次のとおりです。
費用対効果=効果(利益など)- 費用(コスト)
効果が費用より大きい場合(効果>費用)、費用対効果を実感できますね。逆に、効果が費用より小さい場合(効果<費用)、「費用ばかりかかる」とWebサイトに不満が出るでしょう。
ところで、Webサイトの「費用」と「効果」は、どのような内容でしょうか。費用対効果を高める方法を考えるために、まずはWebサイトの「費用」と「効果」について理解しましょう。
Webサイトの「費用」とは

Webサイトにかかる主な費用は次のとおりです。
- Webサイトの制作費の内容
デザイン、コンテンツ制作、コーディング、システム開発など - Webサイトを正常に稼働させるための保守管理費の内容
サーバー代、ドメイン代、コンテンツ更新、セキュリティ対策、トラブル対応など - Webサイトで成果を上げるための運用費の内容
サイト分析・改善、集客施策(SEO対策、Web広告など)、コンテンツ制作など
費用を抑えれば、費用対効果が高まるように思えます。しかし、業者を安さだけで選んで、満足できる対応が受けられるでしょうか。Webサイトで成果を出せるかも疑問です。効果を求めるなら、適切な費用をかけることも大事でしょう。
Webサイトの「効果」と、費用対効果を実感できるサイトにする方法

Webサイトの「効果」は少し複雑です。ECサイトなら、Webの目的は売上を増やすことですから、成果は金額として表れ、費用対効果を計算しやすいでしょう。
しかし、そのほかのWebサイトでは、目的は多様。新規顧客の獲得、会社の認知度アップ、顧客サービス、ブランドイメージ向上、人材募集など、いずれの目的も、成果は直接、金額で表れません。
また、Webサイトの完成後、効果が出始めるのは、うまく運用しても数ヵ月~半年はかかります。このため制作段階では、Webで成果を上げることよりも、Web自体をつくることに注力しがちになります。
制作サイドから「Webサイトは先行投資。費用をかけて満足できるサイトをつくりましょう」と言われるかもしれません。
この言葉に同意して、「制作はクリエイティブなことだから、数字で測れない。いいデザインにしてもらおう」などと考えてしまうと、「多額の費用を出してつくったのに、成果が出ない」と不満を感じることになります。
ビジネスは数字での測定と評価が大事。Webサイトも同様です。効果を直接、金額で表せず、費用対効果の計算式に当てはまらなくても、Webサイトの目的を設定し、目標数値を達成すれば、「かけた費用だけの成果は出ている」と費用対効果を実感できます。
Webサイトの開設やリニューアルのときは、必ずサイトの目的を明確に決め、具体的な数値目標を設定しましょう。そうすれば、Webサイトをつくることが目的ではなく、Webサイトで成果をつくることを目指せます。
「費用ばかりかかって成果が出ない」Webサイトを改善した事例

私たちプラソルは、「Webではなく、成果をつくること」をミッションとする、中小企業のためのサービス「超インハウスWeb運用」を提供しています。
このようなミッションを打ち立てた理由は、10年以上Web制作に携わった中で、お客様が期待するのは、Webをつくることではなく成果を出すこと、という大切なことに気づいたからです。
Webサイトで成果をつくるために、制作だけでなく、戦略・分析、集客・マーケティング、システム開発、保守など、幅広い領域に対応できる体制を整えました。
超インハウスWeb運用では、「費用をかけているのに、一向に効果が出ない」という多くの経営者様の悩みを解決しています。
その一例として、費用対効果に悩むお客さまのWebサイトを改善した事例を紹介します。
●お客様の困りごと
「Web広告など費用ばかりかかって、集客できない」
お客様は運送業。集客の要であるWebサイトが古くなり、検索順位が下落して、集客力も低下したため、Web会社と何度も打ち合わせして、Web広告などを行いました。しかし、費用はかさむものの集客できません。費用対効果の低さに困られて、紹介によりプラソルに依頼されました。
●「超インハウスWeb運用」導入後
まずはWebサイトを分析し、改善するために段階的にリニューアル。また、同業他社との差別化となる「自動見積りシステム」を構築しました。SEO対策として記事を毎月更新すると、順位が上昇。安定的に集客できるようになりました。
●結果
分析してわかった課題を解決したことで、月間アクセス数8.5倍、問い合わせ数2.1倍を達成。かけた費用以上の効果を感じられるWebサイトに変わりました。
◎「実績紹介」でそのほかの事例もぜひご覧ください。
費用対効果を実感できるWebサイトにするために
超インハウスWeb運用は、チームで取り組んでおり、チーム責任者のWeb解析・戦略立案を行うコンサルタント、Webデザイナー、エンジニアの3名が担当。Webマーケティング、Webデザイン、システム開発などに対応し、必要に応じてカメラマンやライターなど外部の専門家も加わります。
運用の主な流れは、①現状把握と目標設定 ②Webサイトの改善 ③集客施策(Web広告、SEO対策など)。毎月1回の定例ミーティングで、進捗状況を確認し、柔軟・機動的に成果を出すための改善を進め、着実に目標を達成していきます。
◎詳細は「運用の流れ」へ
超インハウスWeb運用は、1ヵ月から利用できる月額定額制で、初期費用は不要です。更新回数や対応時間の月ごとの上限はなく、費用対効果を実感していただけるよう努めます。
料金やサービスなどの詳細は、「資料請求」または「お問い合わせ・無料相談」へ。
自社サイトの運用に関するご相談やご質問なども気軽にお問い合わせください。
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