もう失敗しない!成果を出すためのWebサイト(ホームページ)リニューアルの進め方

制作・技術

「高額な費用でリニューアルしたのに問い合わせが来ない」「リニューアルしてアクセス数が減った」という経営者様の不満をよく耳にします。なぜ、このような残念なことが起きるのか、原因を探り、Webサイトのリニューアルで成果を出せる進め方を紹介します。

やってしまいがち!失敗に進みやすいリニューアルの第一歩

Webサイトのリニューアルで最初に行うことは、目的を考えることです。

目的を考えるときの注意点は、デザインを最優先にしないことです。デザイン性はSEOに直結しません。SEOに重要なのは、訪問者(ユーザー)にとって価値ある内容を提供すること。「おしゃれなサイトに変えたい」とデザイン性を重視するあまり、説明を省く、英語表記を多用するなどは避けましょう。

リニューアルの目的は、なぜリニューアルをするのかという理由を考えれば自ずと出てきます。
目的は明確なものが良く、次のようなことが考えられます。

<集客関連>

  • 問い合わせ数を増やす
  • サイトから成約につなげる
  • 新規事業の認知度を高める
  • 新商品・新サービスを広める

<ブランディング関連>

  • 会社のイメージにマッチさせる
  • 会社概要、事業内容を現状に合わせる
  • 採用ページの強化

<サイトの改善>

  • 新しい機能の追加
  • 情報を整理し閲覧しやすくする
  • セキュリティの強化

リニューアルの目的が複数の場合、優先順位をつけて進めやすくしておきます。

一般的なリニューアルの進め方と問題点

一般的なリニューアルの進め方

一般的なサイトのリニューアルの進め方は、最初に仕様や要件を定義して計画を立て、公開に向けて一気に制作していくやり方です。次のような流れになります。

  1. リニューアルの目的の明確化
  2. 問題点・改善点を出し、課題設定
  3. 要件定義(制作要件)、企画立案
  4. 制作・開発(設計、デザイン、ページ制作等)
  5. テスト、チェック
  6. 公開(納品)

デザイン、コーディング、撮影等、まとまった期間に行うことができ、スケジュール管理がしやすく、効率的に進められるというメリットがあります。

一般的なリニューアルの進め方の問題点

このような進め方だと、制作途中で変更が難しく、柔軟性に欠けます。制作期間も長くなり、短期でも3カ月、大規模なリニューアルなら1年に及ぶこともあります。

最初に見出した問題点・改善点は、公開まで変わることはないのでしょうか。時代の変化が激しい今、当初の仮説がそのまま通用するとは考えにくいですね。
綿密に分析、計画して進めたとしても、外部環境や社内の変化に対応できなければ、成果につながりにくいでしょう。

最初に要件定義し計画を立てて一気に進める方法は「ウォーターフォール型」と呼ばれます。ウォーターフォールは“滝”という意味。その名のとおり、上流で決めて下流まで一気に進めるやり方なので、柔軟性に乏しい方法と言えます。

プラソルはウォーターフォール型の進め方に疑問をもち、短期間で改善・検証を繰り返しながら確実な成果につなげていく、アジャイル型のリニューアルをおすすめしています。

確実な成果につなげるアジャイル型リニューアルとは

アジャイル(agile)とは「柔軟・機敏」という意味です。柔軟で機動的にリリースを繰り返しながら進める、システム開発の方法として提唱されました。
プラソルは、この手法を取り入れたアジャイル型のWeb活用サービス「to-ch(トーチ)」を行っています。

アジャイル型のリニューアルの進め方

  1. リニューアルの目的の明確化
  2. 問題点を洗い出し、目標を設定する
  3. 小さな単位で、重要なところから改善策を進める
  4. 各単位でテスト・解析を行い、修正する
  5. 3と4を繰り返し、目標を達成する

小さな単位で進めるので、短期間で成果が出せ、外部環境・社内の変化にも柔軟に対応できます。サイトリニューアルのゴールは、公開(納品)ではなく、成果を上げることです。目標達成まで検証と改善を繰り返し、確実に成果につなげていきます。

アジャイル型のデメリット

デメリットは、様々な案件が出てくるので、スケジュール管理が難しいことです。通常のサイトリニューアルなら、デザインやコーディングなどの予定が決まっており、その期間で専門スタッフを押さえます。しかし、アジャイル型は柔軟に進めますので、専門スタッフも柔軟に対応する必要があります。

そこでto-chでは、ディレクター(マーケター)、デザイナー、エンジニアの1ユニットを核に、外部パートナーと協力会社によるサポート体制を整え、臨機応変に動けるチームをつくっています。

[to-chのチーム]

to-ch導入後、過去最大の問い合わせ数に

Web活用サービス「to-ch」を実際に導入されたお客様の事例を紹介しましょう。

to-ch導入事例

お客様の業種はDM発送代行業。Webサイトからの集客が大きな割合を占めていますが、Web専属担当者がいないため、アクセス解析などを把握できず、サービス内容の更新もできていませんでした。
to-ch導入後、問題点をあぶり出し、改善策を提案。検証と改善を繰り返し、2年で月間PV数3倍以上、過去最大の月間問い合わせ数を実現しました。
「アクセス数が着実に伸び、コンテンツが増えてきて、期待どおりの成果で満足しています」という感想をいただいています。

Web活用サービス「to-ch」とは

to-chは、成果を出すことを目的とした、月間定額方式のサービスです。社内のWeb運用部門のように、Web専門家チームが分析・改善、制作まで一括対応します。

月額費用は、内容やご希望に応じて設定します。初期費用は不要で、定額なので予算が立てやすく、仕様変更のたびに追加見積りが発生することもありません。

Webサイトで成果を出したい経営者様はもちろん、「大掛かりなリニューアルは不安」「一度に多額の費用を投入したくない」「リニューアル期間を短縮したい」などと思われる方も気軽にお問い合わせください。

to-chお問い合わせフォーム     
Webサイト活用サービス「to-ch」