社長「最近ホームページからの問い合わせが減ったねー」
担当「そうですね。。」
社長「ホームページも作ってから5年くらい経つし、リニューアルしようか」
担当「そうですね。。」
社長「制作会社探しといて、予算10万で来月公開予定で」
担当「・・・・・」
社長「じゃあよろしくね」
担当「( ‘ω’ )」
最近問い合わせが少ない、デザインが競合に比べると古くなってきた等、ホームページをリニューアルする理由はいくつかあると思います。ただ、今一度立ち止まって考えていただきたいのは「本当にリニューアルして問題解決できるのか?」というところです。
リニューアルしなくても現在のホームページを改修すれば問い合わせが増えるかもしれないですし、デザインが古いと感じているのは自分たちだけで、ユーザーは使いやすいと感じているかもしれません。
今回は、リニューアルする前に気をつけるべき4つのことをご紹介しようと思います。
ターゲットについてしっかり分析できていますか?
社長「ターゲットってよく聞くけど、ターゲットって何?」
担当「…おそらく、狙ってる獲物のことでしょうか…」
社長「獲物!?」
担当「獲物を仕留める施策が大切ということですね」
社長「僕たちは狩人ということかね」
ホームページを制作する上で非常に重要になるターゲット。なぜターゲットがホームページをリニューアルするうえで重要なのか解説していきます。
ターゲットとは、簡単に言うとお問い合わせにつながるユーザーのことを指します。例えばお花屋さんだと、ターゲットは「お花を欲しいと思っている人」になります。サカナが欲しい人を集客してもお花は購入してくれませんよね。
ターゲット像を明確にすることで、ターゲットにアクションを起こしてもらえるようなリニューアルをする必要があります。現在のホームページにGoogle Analyticsなどのアクセス解析ツールを設置し、自社のホームページにどういったユーザーが多く流入し、どういったユーザーが多くお問い合わせをしてくれているかをしっかりと分析したうえで、ホームページのリニューアルを設計しましょう。
現状の解析などが難しければ、制作会社に問い合わせると無料で提案してくれるので、気軽に問い合わせましょう。
ホームページ制作には時間がかかる
社長「ホームページなんてパソコンでカタカタやればすぐ作れるんでしょ?」
担当「いくらなんでも、2日や3日じゃ作れないでしょうね…」
社長「じゃあどれくらいかかるの?」
担当「1週間はかかるんじゃないですか?」
社長「えぇ、そんなにー」
ホームページ制作期間は制作会社によってまちまちですが、当社平均だと約3カ月ほど掛かります。(※ホームページのページ数にもよります)なぜ3カ月もかかるのかというと、ホームページはパソコンをカタカタやる前にやらなければいけないことが沢山あるからです。
ホームページ制作は大きく3つの工程に分かれます。1つが、企画構成。2つ目がデザイン。3つ目がコーディングです。
企画構成とは、ホームページ全体の設計図を作成する工程になります。例えば家を建築する時に設計図なしで組み立て始めると、後々あれがないこれがないとテンヤワンヤになってしまいますよね。ホームページも同じで、最初に設計図を作っておかないと後の工程の「デザイン」や「コーディング」がぐちゃぐちゃになってしまいます。お客様と制作会社で共通の指標を作っておくことで、納品までスムーズに進行することができます。
デザイン制作もただ、デザインを作るだけでなくお客様と細かくチェック・修正を繰り返しながら完成形へと繋げていきます。下層ページへの導線やターゲットユーザーへのアプローチなどもデザイン段階で詰めていきます。
コーディング工程ではクライアント様にあった管理のしやすいサイトにするために、ホームページを構築していきます。デザインでは表現できなかった動きの部分などを再現していきます。
企画構成、デザイン、コーディングのそれぞれの各工程に約1ヶ月ほど時間がかかるので、トータル3ヶ月ほど制作期間がかかります。
ホームページを早くアップしたいという気持ちは大変よくわかるのですが、より高クオリティなものをご提供できるようにしっかりと時間をかけて制作していきます。
ホームページ制作にはお金がかかる
社長「ホームページの予算を発表しまーす」
担当「…ゴクリっ」
社長「ドゥルルルルル(※ドラムロール)」
社長「…」
社長「5万円!」
担当「おぉー(パチパチ)」
社長「来月のゴルフ大会兼社員旅行の予算を発表しまーす」
担当「…ゴクリっ」
社長「ドゥルルルルル(※ドラムロール)」
社長「…」
社長「150万円!」
担当「おぉー(パチパチ)」
前セクションの通りホームページ制作には時間がかかります。その分工数もかかるので、費用もそれなりにかかります。ホームページ自体はモノがなく、ネット上でしか存在しないものなので、4〜5万円もしくは10万円以下で作れるんじゃないかと思われるお客様が少なくないと思います。
ホームページ制作は家の建築と同じで、材料があるだけでは家を建てることはできません。設計士や大工さんに働いてもらい初めて家を建てることが出来ます。ホームページもディレクターやデザイナー、コーダーがお客様からいただいた原稿や、撮影した写真などで作り上げ完成します。
3ヶ月間ディレクターもデザイナーもコーダーもフル稼働するので、それだけコストが発生します。
一般的な10ページ前後のコーポレートサイト(企業サイト)であれば、スマートフォン対応込みで当社平均80万円〜100万円(税抜)ほどの費用になります。
もう少し費用を抑えたい場合、テンプレートを使用して制作するプランもございます。その場合でもお客様の現状を分析し、適切なサイト設計を行い構築していきます。テンプレートを使用したホームページ制作は当社平均で30万円〜50万円(税抜)となります。
決して安くない費用なので、費用対効果を考え慎重に依頼しましょう。
そもそもリニューアルする必要があるのか?
社長「とにかくリニューアルだ!」
担当「はい、かしこまりました!」
担当「なぜリニューアルするのかと聞いてきました」
社長「………」
社長「とにかくリニューアルだ!」
担当「はい、かしこまりました!」
担当「リニューアルした後、どうしたいか聞いてきました」
社長「………」
社長「とにかくリニューアルだ!」
担当「はい、かしこまりました!」
担当「そもそもホームページの目的は何かと聞いてきました」
社長「………」
社長「とにかくリニューアルだ!」
担当「はい、かしこまりました!」
ホームページをリニューアルするには、時間もお金もかかります。それでも古くなったデザインを刷新して、心機一転ホームページからの受注を増やしていきたい!そう考えているあなたは、一度立ち止まってみてください。
エンドユーザーがWebから受注するまで大きく3つのフローがあります。それは「集客」「お問い合わせ」「受注」の流れです。
「集客」の部分は、GoogleやYahoo!の検索順位を最適化し商品やサービスを利用するユーザーがホームページに多くアクセスするSEO対策と、同じくGoogleやYahoo!の上部に出てくるWeb広告、FacebookやInstagramを活用してホームページへの流入を増やすSNS対策などを言います。この「集客」がしっかりと対策できていないと、いくら完璧なホームページを作成してもアクセスがなければ意味がありません。
「お問い合わせ」は、せっかく「集客」でアクセスしてくれるユーザーが増えても、すぐに離脱してしまっては全く意味がありません。アクセスしたユーザーがホームページの内容を理解しお問い合わせしてくれるところまで構成されているかがとても重要になります。
「受注」は、お問い合わせしていただいたユーザーが注文もしくは契約していただくことを言います。ターゲットユーザーにそぐわないお問い合わせを多く集めても、受注につながらなければ意味がありません。
ターゲットに即したホームページの構成になっていることが、とても重要となります。
ホームページをリニューアルしたとしても、改善されるのは「お問い合わせ」「受注」の部分で、「集客」が改善されるわけではありません。内部SEO対策をすることで検索結果が上昇し、自然流入が増える可能性がありますが、検索エンジンもかなり優秀になっているので、安定した自然流入は見込めません。あとはWeb広告かSNS対策となります。
例えばWebにかける予算がある程度決まっていれば、100%リニューアルにコストを割くのではなく、改善できるところを部分的に改善し、あとはWeb広告に予算を回し「集客」「お問い合わせ」「受注」の3つのフローに注力することで、費用対効果が見込めると思います。
ただ、お客様の業種や競合によってWebマーケティング方法が変わるので、お客様に合った最善のご提案をさせていただきます。
まとめ
一概にホームページをリニューアルするといってもお金も時間もかかってしまうので、現状を分析して何が最善かを今一度考えてみるのもいいのではないでしょうか。
自社で分析が難しい場合は、是非プラソルにお問い合わせいただければ、ヒアリングからご提案まで無料で対応させていただきます。
少しでも気になる点があれば、お気軽にお問い合わせください。