こんにちは!デザイナーのちかです。
突然ですが、みなさんは「トレンド」って意識されていますでしょうか?
「トレンド」とは流行や傾向のことを意味し、ファッションやグルメ、経済に至るまでさまざまな「トレンド」が存在します。
もちろんWebサイト・ホームページにもトレンドがあり、日々移り変わっています。
今回は、そんな「トレンド」を現役デザイナーの私はどのようにキャッチアップしているのかをご紹介します!
新人Webデザイナーの方はもちろんですが、これからWebサイトの作成依頼を制作会社にする予定だという、サイト担当者の方などもぜひご参考にしていただき、業務にお役立た頂ければと思います。
なぜ「トレンド」をキャッチアップする必要があるのか
そもそも、「トレンド」というものをなぜ知っておく必要があるのでしょうか?
「トレンドなんか無視して、自分の好きなデザインを作りたい!」というご意見も、ごもっともです。
しかし、「自分の好きなデザイン=お客様が求めるデザイン」ではない、という事です。
例えば「自分の好きな色が赤だから、赤をメインに使った派手なデザインが良い!」となっても、ターゲットのお客様が好むテイストが、青でもっと落ち着いたテイストだとします。
その場合、お客様はサービス内容を見る前に「自分の望んでいる雰囲気の会社じゃなさそうだ」と離脱する可能性が高くなるのです。
これは、かなりの機会損失です。
・自分の好きなデザイン・テイスト
・自分の会社のデザイン・テイスト
・ターゲットのお客様が好むデザイン・テイスト
サイトで表現すべきデザイン・テイストの選択肢は色々ありますが、「自分の「好き」だけで作るサイトは、お客様に響かない可能性がある」というのを改めて認識する必要があります。
そのうえで、トレンドを知るという事は「いま多くのお客様が求めているデザイン・テイスト」を知る事であり、Webサイトを作る上ではとても大事な工程と言えるでしょう。
「トレンド」の学び方
トレンドの必要性が分かったところで、では実際にどのようにWebサイトのトレンドをキャッチアップしていくのが良いでしょうか?
ファッションや経済だと、テレビのニュースやバラエティで特集され、自分から収集しなくてもテレビさえ見れば勝手に情報が入ってくると思いますが、Webのトレンドはそうはいきません。自分から情報を学びに行かなければならないのです。
では、どういったところから学べるのか。
今回は、私が普段トレンドの情報収集に使っているサイトをご紹介させていただきますので、まずはこちらのサイトを見ることを習慣づけることから始めるのはいかがでしょうか?
・muuuuu.org
https://muuuuu.org/
国内外問わず、クオリティの高いサイトが集められています。
デザインテイストやカラー、業界別にも検索ができるので、最新のWebデザイントレンドを収集するにはとても適したサイトです。
・Webdesign Clip
https://www.webdesignclip.com/
・coliss
https://coliss.com/
役に立つ関連書籍のレビューから、フォントの紹介、CSSやJavaScriptなどのテクニックの紹介が日々更新されています。
内容的には制作者側の情報が主ですが、とても参考になります。
・PhotoshopVIP
https://photoshopvip.net/
こちらも制作者側の情報がメインになっていますが、使えるフォントや素材のことをはじめ、便利なツールのまとめも大変参考になります。
・LIG
https://liginc.co.jp/
制作会社のコーポレートサイトですが、Webに限らず日々色々な情報を更新されています。
制作者側はもちろん、依頼者側も知っておきたい情報を更新されていますので、一見の価値ありです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上記でご紹介させていただいたサイトは、日々更新されています。
各サイトの情報を読むことを習慣付けすると、いまのWeb業界のトレンドが見えてくると思います。
また、ただ読むだけではなく、最新の情報を取り入れることで今どのようなサイトが熱いのか、またどのようなデザインが良いのか、日々自分の中の情報をブラッシュアップしていく必要があります。
最初はいまいちピンとこなくても、毎日繰り返していくと自分の中の感覚が新しいものに置き換わっていくことを実感できるのではないでしょうか?
ただ、Webサイトの難しいところですが「トレンドのデザイン・テイストであればお客様からの反応が必ずある」というわけでもありません。
トレンドを踏まえつつも、自分の訴求したいユーザー層や業界の市場調査を重ね、それとうまくミックスさせることで初めて「お客様に響くサイト」というものが出来上がっていきます。
そのためにも是非、一つの習慣として、トレンド収集を取り入れてみてください!