どうもWebディレクターのひろです。
前回は「ストーリーテリングの力を活かそう」という記事でストーリーテリングの重要性についてお話ししました。
今回はユーザーエクスペリエンスについて詳しく深堀しています。
ユーザーエクスペリエンスって何?
そもそもユーザーエクスペリエンスは何なのかというと「ユーザーが製品やサービスを使用する際の総合的な体験」のことです。「使いやすさ、アクセシビリティ、パフォーマンス、デザイン、有用性」などのことを指します。
ただ、いまいちわかりにくいかと思うので例えば話を一つ…。
体験を提供するということ
あなたのお気に入りのカフェやレストランなど飲食店を思い浮かべてみてください。
出されるメニューやレパートリーが同じと仮定して、
1.入りやすくて居心地がよくスタッフの方も丁寧で愛想がいいお店
2.一見何の店かわからず、入ったはいいもののイスやテーブルも汚れっぱなし不愛想なスタッフしかいない店
どちらの方が流行りそう・リピートしたくなるでしょうか?
おそらく1のお店を選ぶと思います。
入りやすいから・居心地がいいから・丁寧で愛想がいいからなど、選ぶ基準はあるかもしれませんが、どれもお店で感じる体験です。
この体験がよいものであればあるほどまた来よう・リピートしようってなりますよね。
つまり、お店でも会社でも意識することは、1のカフェのように、ユーザーが快適に、ストレスなく、目的(飲食すること)を達成でき、さらに良い印象が残る体験を提供することです。
だから会社の顔になるWebサイトを作る際にも、このようなカフェの「おもてなし」を参考に、ユーザーの立場に立って考えることが大切です。
具体的に考えると…
先ほどの例をWebサイトに落とし込むとざっと以下のようになります。
〇入りやすさ
→情報設計(論理的で分かりやすい情報の構造)・視覚的デザイン(魅力的で一貫性のある外観)
〇居心地の良さ
→使いやすさ(直感的で効率的な操作)・アクセシビリティ(多様なユーザーが利用可能)
〇丁寧で愛想がいい
→パフォーマンス(速度と安定性)
他にも要素はあるとは思いますが大きなところで言うとこんな感じです。
1つずつ少し深堀をすると…
情報設計(論理的で分かりやすい情報の構造)
→Webサイトを構築する際はどんな画像や言葉をどんな順番で掲載するか?あえて掲載しない情報はどうするか?を考える必要があります。
その情報が論理的であるほどスッと理解もできるし共感もできます。
視覚的デザイン(魅力的で一貫性のある外観)
→いわゆるWebサイトの見た目のデザインのことです。会社の魅力が伝えるためには目から入る情報もかなり重要です。
どんなことをしている会社なのか?どんな想いで事業を行っているのか?をデザインでも感じ取れるようにするとこのサイトにきてよかった、とユーザーは感じます。
使いやすさ(直感的で効率的な操作)
→どこがクリック(タップ)できて、どこを見ればほしい情報にたどり着くかをわかりやすくすることも大切です。
デザインにこだわりすぎると、ボタンがどれかわからない・どこがクリックできるのかわからないなど使いにくいと感じられることが多々起こります。
せっかく来てもらってもすぐにwebサイトを閉じられる危険性が増してしまうので、使いやすさも意識したサイト作りが必要です。
アクセシビリティ(多様なユーザーが利用可能)
→PC・スマホ・タブレットどれで見ても見やすくなっているか?高齢者が見たときに文字が読みくくないか?障がいのある方が利用できるか?など、すべてを網羅することが難しい部分ではありますが、配慮を感じさせるサイトにするかも重要な要素です。
パフォーマンス(速度と安定性)
→webサイトにアクセスしたのにすぐに表示されない、ページ移動するごとに読み込みに時間がかかる、読み込まれない画像などがあるなどwebサイトのパフォーマンスが悪いとそれだけで離れる方もいます。
ストレスにならないくらいの速度で表示され、どのページを見ても正しく表示されているようにすることも大切になってきます。
まとめ
どんなサービスでも「ユーザーにとって価値があり、満足度の高い体験を提供すること」が大切です。
そのため、製品購入やお問い合わせ獲得、サービスの成功につなげるためにユーザーエクスペリエンスを高める施策を考える必要があります。
でもカフェなどの飲食店やスーパーなど実店舗では当たり前にわかる・やっていることでもWebサイトになったとたんに別物と考えて意識が薄れてしまうケースが多いことばかりです。
自社公式サイト、サービスサイトなどインターネットで公開しているものを見直して一つ一つテコ入れしていく。
そうするとより魅力的なWebサイトとしてユーザーを集められるいいサイトになっていきますので、今一度見直してみてはいかがでしょうか?
次回は「SEO対策」について記事を書いていきます。
お付き合いいただきありがとうございました!