Web運用で成果を出すための、自社サイト改善の方法

Webサイト運用

自社サイトを運用していると「問い合わせが減ってきた」「検索順位が下がってきた」などで次第に成果が出にくくなることは珍しくありません。こうした場合、Webサイトの改善を進めますが、ちゃんとした手順を踏まないと、改悪になることもあるので要注意です。
そこで今回は、Webサイトの改善前に行うべき重要なことを説明し、成果を出すための自社サイトの改善の流れなどについてお伝えします。

今すぐ何らかの改善をしておきたいという方は、記事『Webサイトを素早く改善する5つのポイント』をお役立てください。

注意!こんなWebサイト改善は失敗リスクが高い

デザインが古い気がするので変更した

デザインの良し悪しを決めるのはWebサイトの訪問者(ユーザー)です。「問い合わせが減ったのは、デザインが古いからだろう」などと憶測して、デザインを変更してしまい、「以前の方がマシだった」ということはよくあることです。サイト改善はユーザー目線で考えることが大事です。

情報が少ないと感じて、コンテンツを増やした

確かに、情報が少ないと訪れたいサイトにはならないでしょう。しかし、単に情報量を増やせばいいというものではなく、ターゲットが知りたい情報を増やすことが大事です。コンテンツ追加の前に、どんな人に訪れてもらいたいのか、ターゲットをはっきりさせておく必要があります。

とにかく成果が出るサイトに変えた

どんな成果を期待して、サイトを変えたのでしょうか。Webサイトの成果とは、訪問者がサイトの目的にそった行動を起こすことで、例えば、申し込み、問い合わせ、見積り依頼、資料請求など。どんな行動をしてもらいたいのか、サイトの目的を明確にすることが求められます。

Webサイトの改善前に行うべき重要なこと

Webサイトの改善は、なんとなく進めてしまうと失敗リスクが高いことがおわかりいただけたでしょうか。改善前には次の2つのことを行うことが重要です。

目的を明確にする

Webサイトの目的は、集客、新規獲得、顧客サポート、人材採用など様々です。目的が決まれば、具体的な目標を設定し、目標達成に向けて改善策を進めることができます。目的が定まっていないと、的外れな改善策を行うことになりかねず、成果は期待できないでしょう。

ターゲットをはっきりさせる

目的が決まれば、どのような人に訪れてもらいたいのか、ターゲットも明らかになるでしょう。ターゲットによって、デザインや掲載情報などWebサイトの方向性が決まります。ターゲットを具体的にすることで、好まれるサイトを目指すことができ、改善も行いやすくなります。

成果を出すためのWebサイトの改善の流れ

Webサイトの目的とターゲットを設定した後、Webサイトの改善は次のような流れで進めます。

① Webサイトを現状分析する

まずはWebサイトの現状を把握するために分析を行います。解析ツールを利用し、アクセス数、流入経路、ユーザーの年代や性別、サイト内での行動、直帰率などのデータをとります。Googleサーチコンソールというツールを使えば、流入ワードを知ることができ、サイトに訪れる目的などを推測できます。

② 目標を設定する

分析した現状がスタート地点とすると、目標はゴールです。どこを目指して改善するのか、わからないと施策を考えられませんから、必ず目標を設定します。目標は具体的に、いつまでにどのくらいの数字を達成すると決めておくと、実施後に質の高い振り返りができ、より高い成果につながります。

③ 課題を洗い出し、改善策を立て実施する

Webサイトの分析結果をもとに課題を見つけ出し、要因を考えて改善策を立てます。

例えば、「アクセス数が少ない」という課題の場合
[要因①]Webサイトの露出が少ない?
  ↓
[改善策]Web広告やSEO対策などを行い、ユーザーの目に触れる機会を増やす
[要因②]知りたい情報が少ない?
  ↓
[改善策]ターゲットが知りたい情報(コンテンツ)を増やす

課題によっては、Webサイトの導線の見直しや問い合わせフォームの最適化なども行います。課題が複数ある場合は、目標達成しやすい施策から優先的に進めます。

④ 効果測定と振り返り

改善策の実施後、効果測定を行い、目標を達成できたかを振り返ります。未達の場合は、課題を見つけ出して改善策を行い、目標達成を目指します。

Webサイトの改善はPDCAサイクルが必須

Webサイトの改善は、1回行えば完了というわけにはいきません。お客様の状況や周りの環境は変わり続けています。そのような変化に柔軟に対応していくことが、Webサイトで成果を上げる重要なポイント。つまり、サイトの分析→改善策の実施→効果測定……という目標達成のためのPDCAサイクル(Plan計画、Do実行、Check評価、Action改善)を繰り返す必要があります。

しかし、これがなかなか難しい。Web担当者を置けなかったり、本業が忙しかったりなどで、Web運用は、「かろうじて記事更新している」とか「セキュリティ対策ぐらい」という会社は少なくありません。
そんな状況でいきなり「成果を出せるサイトに改善しよう」と実行しても、良い結果が得られない理由は、これまで説明したとおりです。

そこで弊社プラソルは、Web運用で成果を上げたい方のために、サービス「超インハウスWeb運用」を提供。成果を出せるWeb運用の流れを定着させ、ビジネスの成長をサポートしています。
「実績紹介」では、問い合わせが減ったサイトの注文数を増やしたり、検索順位が下落していたサイトを改善して安定した集客ができるようになったりなど、課題を多様な施策で改善した事例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

「超インハウスWeb運用」はチームで取り組んでおり、Webマーケティング、Webデザイン、システム開発のプロフェッショナル3名が担当します。
基本的に毎月1回ミーティングを行い、現状分析や改善策の振り返り、進行中の改修・施策の詳細などを話し合います。お客様の意見や分析結果などによっては新たな施策を進めるなど、機動的に成果を出していきます。
月額定額制で、初期費用は不要です。更新回数や対応時間の月ごとの上限はなく、費用以上の成果を出せるよう努めます。

Web運用に関するご相談や「超インハウスWeb運用」へのご質問など気軽にお問い合わせください。
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