ストーリーテリングの力を活かそう 

Webサイト運用

どうもWebディレクターのひろです。 

前回は「Webサイトが生き返る!悩める会社のための運用術! 」という記事でWebサイトを運用するために必要な5つの要素をお話ししました。 

前回の記事はこちらから 

今回から順番にそれぞれの要素を深堀していきたいと思います。 

ストーリーテリングって何? 

「ストーリーテリング」はビジネスマンだけではなく、小説・漫画・映画といった趣味の世界など広く認知されている言葉かと思います。 

言葉の意味の改めての説明は不要だとは思いますが…。 

ストーリー=物語、テリング=伝える。 

つまり、文章を通して会社のこと・サービスのこと、自分のことを伝えていく力・技術のことで、ビジネスやマーケティングでもとても重要な力です。 

ストーリーの3つの力

実際どんな力があるのか?
ストーリーの持つ代表的な力を3つご紹介します。 

感情を呼び起こす

ストーリーには感情を呼びおこす力があります。
たとえば
論理的な情報だけでは印象に残すことが難しいです。 
人は感情的なつながりを求める生き物がゆえに、感情を動かすことが必要になります。 良いストーリーは、心に響き感情を揺さぶり、記憶に残ります。 

関心を引く

魅力的なストーリーは、それだけで関心を引きつけます。 
何千年もの間、人々はストーリーを通じて情報を共有したり、学んできました。 そのため、人々の興味を引くための強力なツールになりえます。 

共感を生む

良いストーリーは、読者や視聴者との共感を生み出します。 自分自身や他人の経験を物語として体験することで、共感を生み、人々はより深いつながりを感じることができます。 

ビジネスにどう活用する? 

すごい力を持つストーリーですが、実際の現場ではどのように使うのか?
ビジネスシーンにおいての活用方法(伝え方)を少しご紹介します。

ブランドストーリー

会社を広く認知させるにはブランド化することが効果的です。 
会社の創業ストーリーを発信することで、使命や価値観、歴史などが伝わり、顧客とのつながりを強化します。 

製品やサービスのストーリー

製品やサービスには開発秘話・誕生秘話というような裏にあるストーリーが存在します。 
製品がどのようにして生まれ、どのような価値を提供するのかをストーリーとして伝えることで、顧客の関心を引きつけることができます。 

顧客のストーリー

顧客の成功や喜びをストーリーとして共有することで、他の顧客に影響を与えることができます。
いわゆる「お客様の声」ですね。 顧客の声や体験は、信頼を築き、新たな顧客を引き付ける力を持ちます。 

ストーリーテリングの成功事例 

世の中には数多くの成功事例が存在します。
今回は特に代表的な企業の事例を簡単に紹介します。

Nike

「Just Do It」というシンプルなフレーズでおなじみのNikeは、そのフレーズがストーリーの核心を表しています。
挑戦、成長、勝利といったストーリーを通じて、スポーツ愛好家の心を掴み多くのユーザーを獲得しています。 
参考:https://www.nike.com/jp/justdoit

Coca-Cola

Coca-Colaは四季折々の広告がありますが、特にクリスマス広告は感動的なストーリーで視聴者の心をつかんで離しません。
人々が一緒に集まり、喜びを分かち合うことを強調し、ブランドの価値を体現しています。 
参考:https://www.coca-cola.com/jp/ja/media-center/christmas-truck

Red Bull

「翼を授ける」で有名なRed Bullは、スポーツやアクションスポーツのストーリーを通じて、エネルギーと冒険のイメージを構築しました。結果、Red Bullは若い世代の顧客との強い結びつきを築き、ブランドの成長を促進しました。 
参考:https://www.redbull.com/jp-ja/events/redbullraceday/raceday-tvcm

Amazon

GAFAの一角を担うAmazonの”Amazon Prime”キャンペーンは、プライム会員向けの特典やサービスを紹介するストーリーを展開しています。視聴者にAmazonの便利さと価値を伝え、プライム会員数の増加につながりました。 
参考:https://youtu.be/rxMnmlkVIv4?si=Pde4c2Nz_1IRMK5w

終わりに

ストーリーテリングは、ビジネスやマーケティングにおいて非常に強力なツールです。感情を呼び起こし、関心を引き、共感を生み出すことができるストーリーは、会社の成長に不可欠です。 
自社やサービスのストーリーがちゃんと発信されているか確認し、もっと魅力的に伝える方法がないか検討してみてください! 

次回は「ユーザーエクスペリエンス(UX)を徹底的に最適化 」についてです!
ではでは!