販促がうまくいかない、Web広告やSNSの効果が芳しくないというとき、様々な原因が考えられますが、コーポレートサイトが悪影響を及ぼしていることも珍しくありません。
そこで今回は、コーポレートサイトの影響力について考え、成果につながるコーポレートサイトの3つのポイントをお伝えします。
コーポレートサイトの影響力とは
例えば、展示会で気になった会社があれば、多くの人は社名をネット検索して、コーポレートサイトを見に行くでしょう。サイトが好印象であれば、気になる会社になり、商品の申し込みや商談の問い合わせに進むかもしれません。反対に残念な印象であれば、何の進展も期待できないでしょう。
DM送付などの販促、Web広告やSNSでも、どんな会社か気になればコーポレートサイトを訪れる人は多いはず。企業の場合なら、社内打ち合わせで取引先候補の調査資料として、コーポレートサイトの情報が利用されることもあります。サイトの情報が古かったり、魅力を伝えていなかったりすれば、せっかくのチャンスをふいにしているかもしれません。
インターネットから様々な情報を入手する今、会社情報や商品・サービスの情報も、Webサイトから得ることが当たり前。以前は「コーポレートサイトで集客しないから基本情報で十分」と考える経営者も少なくありませんでした。しかし今もそのような考えでは、新規開拓を妨げることになりかねません。
成果につながるコーポレートサイトの3つのポイントとは
新規開拓を後押しし、成果につながるコーポレートサイトにするための3つのポイントを紹介します。
① ターゲットを再確認
コーポレートサイト公開から数年経てば、当初設定したターゲットが合っていないこともあります。自社の顧客層や、サイトのアクセス解析などを参考にターゲット設定を見直しましょう。
ターゲットを絞り込むことで、好まれるデザインやコンテンツにすることができ、成果を出しやすくなります。消費者向けビジネスなら性別、年齢、職業、収入、居住地域、家族構成、ライフスタイル、趣味・嗜好など。企業向けビジネスなら、業界・業態、規模、担当者の部署・役職・年代など。属性や行動特徴などを組み合わせてターゲット像を明確にします。
ターゲット設定で気を付けることは、より多くの人に訴求したいと考え、ターゲットを幅広くしないこと。例えば「ターゲットは20代・30代女性」としてしまうと、デザインや情報などの好みがはっきりせず、結局、誰にも響かないサイトになってしまいます。
② ターゲット目線のコンテンツをプラス
コーポレートサイトはどのような会社かを伝えるサイトです。基本情報として、会社概要、代表メッセージ、アクセス、製品・サービス紹介などが掲載されますが、ただ載せているだけでは、初めて訪れたターゲットが関心をもつことは難しいでしょう。
例えば商品紹介ページで、商品の特徴や機能だけを羅列していたら、読みたくなるでしょうか。どんなに優れた技術で作られていても、メリットを感じなければ素通りされてしまいます。商品によって悩みが改善されること(お客様側のメリット)や、商品を選びやすくする工夫などをプラスすることが必要です。
企業向けビジネスなら、製品・サービス導入の説得材料となる情報を入れるといいでしょう。
興味をもたれるコンテンツにするには、次のような手法があります。
- ターゲット目線で伝える
「お客様の声」や「導入事例」は、購入の動機や悩みの解決などをターゲット目線で伝えられるため、説得力があります。作りやすく、効果の出やすい、おすすめのコンテンツです。 - ストーリーにして語る
物語性を加えると読まれやすく、共感を得やすくなります。創業時の苦労、技術者のこだわり、開発秘話、社会への貢献など、アピールしたいことを印象的に伝えることができます。 - 専門家として語る
どんな会社も、何かのプロフェッショナルです。専門家としてヒントやコツなど役立つ情報を記事にすれば、信頼性を高めることにつながります。
③ デザインは、わかりやすさ、使いやすさに配慮
デザイン制作では、会社のイメージやトレンドを意識し、ターゲットに響くように考えます。
さらに、わかりやすさや使いやすさへの配慮も欠かせません。初めてサイトを訪れたとき、どんな会社か、何を伝えたいかなどがわかりやすいこと、そして、欲しい情報にスムーズにたどり着けることは大事です。
気になる場合は、ターゲットに近い人にパソコンやスマホでサイトを体験して評価してもらうといいでしょう。
わかりやすさ・使いやすさのためには、見やすいデザインであることも必要です。どのようなデザインが見やすいかは、記事『これだけ抑えればあなたも脱初心者!デザイン4つのコツ』にまとめていますので参考にしてください。
成果を出せるかは、サイト公開後の運用次第
コーポレートサイトは制作ばかり注力されがちですが、公開後の運用がサイトの運命を決めます。どんなに素晴らしいサイトを作っても、更新せず放っておけば、情報が古くなり、信頼性が低下し、悪い印象を与えるサイトになります。
逆に、サイト公開を出発点として、情報を更新、目標を設定してアクセス解析・分析・改善などを繰り返していけば、成果を出せるサイトに成長していきます。
プラソルは「Webではなく成果をつくる」をモットーに、Web活用サービス「to-ch(トーチ)」を提供しています。「to-ch(トーチ)」は、「成果を出すこと」を第一の目的とし、お客様の会社のWeb部門のように、専門家チームが制作からWebマーケティング、運用、保守まで対応。お客様と毎月ミーティングを行い、一緒に考えて目標を達成していきます。
私たちと一緒に、コーポレートサイトを成果の出るサイトに育てませんか? 興味のある方は一度お問い合わせください。またコーポレートサイトでお困りのことなど、どのようなことでも気軽にご相談ください。