BtoBのWebサイト平均閲覧時間は1分30秒、その時間で何を伝えるべきか?

Webマーケティング

あなたが一つのWebサイトを閲覧する時間はどのくらいでしょうか?

プラソルでは様々なWebサイトのアクセス解析データを保有していますが、平均すると1分30秒程度がボリュームゾーンのように思います。

果たしてこの時間、多いと思いますか?少ないと思いますか?

少なくても初対面の人になにか買ってもらったり、PRして契約してもらうには絶望的に短い時間ですよね。

オンラインでの打ち合わせが一般化した昨今においても、営業マンの方が打ち合わせで設定される時間は少なくても30分ではないでしょうか。
それに対して、Webサイトの閲覧時間は1分30秒。しかも、途中で質問をしたりして相手の希望を確認したり、理解度を図ることはできません。

実際に、マウスフローというツールで、Webサイトを閲覧している人の録画データを見ると、ページのほとんどを「読み飛ばしている」ということが理解できます。


ユーザー行動分析ツール「マウスフロー」
https://mouseflow-jp.com/
まるで目の前にユーザーがいるかのように操作の録画データを確認できる

ところがWebサイトを作るのには膨大な時間と労力がかかります。何ヶ月もかけて、細かい文章までしっかり考えて、細部までチェックしてようやくリリースする。
それが、知らずしらずに「ユーザーはすべてを読んでくれる」「細かいことまで全部書けば理解してくれる」という思い込みに囚われる理由になります。

しかしマーケティングとして考えると、Webサイトでは余計な情報や詳細な情報まで伝える必要がないことがほとんどです。

1.ユーザーの悩みを解決できること
2.価格や手段がユーザーの希望に沿っていること
3.実績や裏付けがあること

を伝えた上で、最短で問い合わせに繋げることが、1分30秒の間にできることになります。

Webサイトは「24時間無休の営業マン」とよく言われますが、営業マンほど「相手にモノを伝える力」を持っていません。
これは、専門知識が必要で、継続性があり、単価が高い傾向のあるBtoBの業態では特に顕著です。

端的に要点を伝え、興味を持ってもらい、本物の営業マンにつなぐ。
それがBtoBマーケティングのWebサイトに求められる機能なのです。

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プロフィール
五島 優

ディレクションや仕様設計をメインで担当しています。最近は小学校に通っているうちの子どもをどうやって笑わせられるか研究中。どうして子どもはこんなにう◯こネタが大好きなのか…

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